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つくばピンクリボンの会とは

茨城県つくば市を中心に活動する、NPO法人つくばピンクリボンの会についてのページです。
理事長のあいさつをはじめ、活動内容、歴史、めざすものなどをご紹介します。
乳がん検診の大切さを訴え、早期発見・早期治療を推進し、少しでも乳がんの死亡者を減らすことを目的としています。

ページ内目次

はじめに

日本人の生活習慣の欧米化により、乳がんは年々増加し、今では、女性に発生するがんとしては最も多い病気となりました。いまや12人に1人の割合で疾患すると言われています。それとともに乳がん死も増加しており、厚生労働省では2011年には12,731名の尊い命が乳がんで奪われたと発表しています。この数は交通事故による死亡者数を上回っており、女性にとっては大きな脅威となっています。

理事長あいさつ

理事長:植野 映

理事長:植野 映

ピンクリボンの社会活動も市民の皆様に理解されるようになり、徐々に乳がん検診受診率も向上し始めました。茨城県におきましては、1994年に全国に先駆けてマンモグラフィ検診を導入しました。その後、2000年には超音波検診も導入して各世代に応じたきめ細かな検診を行っています。

その結果、病院を訪れる乳がん患者さんの進行度に2極化の現象がみられるようになっています。すなわち、遅く乳がんを見つけた患者さんと早く見つけた患者さんに分かれてまいりました。乳房に気を使わなければ多くの場合、乳がんが2cm以上となっても気がつかないものです。乳がんはゆっくりと発育し、2cmの大きさになるには7年を要します。この7年の間に転移をきたす確率は高く、2cm以上の乳がんでは既に全身に転移をきたしている可能性が高いともいわれます。転移をきたしている場合は、現在の医学では根治はほぼ不可能です。乳がんは1cm以内に発見したいもの、できれば触れないうちに発見したいものです。検診の大部分は私たちの税金から支出されています。80%の方は税金を払いながらその貴重な機会を逸しているようです。非常にもったいないですね。一方、検診を簡単に受けられる体制が整っていないのも事実です。

つくばピンクリボンの会ではこのことを啓発し、より検診を受けやすい体制が確立されるよう訴えていきたいと思います。
また、不幸にして乳がんを患った方に支援の手を差し伸べていく所存です。

プロフィール

理事長: 植野 映

つくば国際ブレストクリニック 院長
乳腺専門医、超音波専門医、医学博士

1976年に東京医科大学医学部を卒業し、僻地医療を志して、自治医科大学消化器一般外科に入局。昭和天皇執刀医を務められた森岡恭彦教授に師事。その後、1983年に筑波大学臨床医学系乳腺外科学講師、2004年に助教授、2006年5月に病院教授に就任。2009年の5月から筑波メディカルセンターのブレストセンター長に就任し2012年より現職。乳癌の診断と治療を専門とし、2001年から2006年まで国際乳房超音波診断会議理事長を務めた。2016年つくば国際ブレストクリニック院長に就任。

ピンクリボンの意味

ピンクリボンは、乳がんを撲滅するためのシンボルマークです。1991年にEvelyn H. Lauder(ローダー)さんが、乳がんとの戦いを支援する婦人団体のシンボルマークとして提唱いたしました。日本には筑波大出身で、ピンクリボンブレストケアクリニック表参道院長の島田菜穂子先生が、このピンクリボンを紹介しました。

つくばピンクリボンの会のめざすもの

私たちの目標は検診によって乳がんを撲滅し、それによる死亡を少しでも少なくすることです。またピアサポートや交流サロンを通して、たとえ乳がんになっても安心して暮らせる社会に貢献的したいと思っています。

つくばピンクリボンの会の活動内容

 
  • つくばピンクリボンフェスティバルの開催
  • フォーラムの開催 ・ 茨城県の委託事業「茨城県がん患者支援推進事業」(ピアカウンセリング事業)の推進(2008年10月〜2011年9月まで)
  • 教育現場(小中学校・母親学級)などでの啓発講演・出前授業
  • 茨城県や市町村等の公的組織との協力・連携
  • 関連イベントへのブースの出展 ・ その他

つくばピンクリボンの会の歴史

2004年12月 任意団体つくばピンクリボン実行委員会を立ち上け
2005年4月 つくばピンクリボンフェスティバル
「乳がんを知ろう」開催 600名参加
2005年8月 つくばピンクリボンフォーラム(現役医学生による講演会)開催
2006年3月 特定非営利活動法人「つくばピンクリボンの会」設立
2006年5月 つくばピンクリボンフェスティバル 06
「乳がんを知ろう」開催 700名参加
2007年5月 つくばピンクリボンフェスティバル 07
「乳がんをかんがえよう」開催 800名
2007年10月 つくばピンクリボンフォーラム
「ジェラリン・ルーカス講演会」開催
2008年5月 つくばピンクリボンフェスティバル 08
「乳がんをかんがえよう」開催850名が参加
2008年10月〜
2011年9月まで
茨城県からの委託事業
「茨城県がん患者支援推進事業」(ピアカウンセリング事業)
2009年5月 つくばピンクリボンフェスティバル 09
「乳がんー知って、かんがえて、行動する」開催 1200名参加
2010年5月 つくばピンクリボンフェスティバル 2010
「乳がんと私たち」開催 1260名参加
2011年5月 つくばピンクリボンフェスティバル2011
「乳がんと私たち~みんなで一緒に~」開催 750名参加
2012年10月 つくばピンクリボンフェスティバル2012
「乳がんと私たち〜みんなで一緒に歩こう〜」開催 390名参加
2013年5月 つくばピンクリボンフェスティバル2013
「みんなで守ろう みんなの健康」開催 409名参加
2014年4月 つくばピンクリボンフェスティバル2014 <10周年記念>
「つなげようピンクリボンの輪 〜輝く明日のために〜」開催 751名参加
2015年4月 つくばピンクリボンフェスティバル2015
「一歩目は検診から♪」開催 800名参加
2016年5月 つくばピンクリボンフェスティバル2016
「そうだ、乳がん検診に行こう!」開催 720名参加
2016年10月 ピンクリボンキャンペーン2016 TSUTAYA&LALAガーデン
2017年5月 つくばピンクリボンフェスティバル2017
「今年も、乳がん検診に行こう!!」開催 750名参加
2017年10月 ピンクリボンキャンペーン2017 TSUTAYA&LALAガーデン
2018年4月 つくばピンクリボンフェスティバル2018
「乳がん最前線!」
~乳がんと乳がん検診の新しい正しい知識を~」開催600名参加
2018年10月 ピンクリボンキャンペーン2018 TSUTAYA&LALAガーデン
2019年04月 つくばピンクリボンフェスティバル2019
「歩こう、走ろう、乳がん検診を受けよう!」開催750名参加
2020年04月 つくばピンクリボンフェスティバル2020
「2020(フレフレ)つくばピンクリボン!」新型コロナウイルス感染症対策のため中止

理事会

理事長 植野 映
理事 田村 裕子
海瀬 博史
永田 修
神田 裕子
平井 理心
津田 香緒里
中野 潤子
理事・会計 山田 陽子
小田 陽子
監事 上野 修