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乳がんについて

乳がん検診についての理解を深めていただくページです。
初診の時に役立つ情報や、検診後の対応などをご覧いただくことができます。

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乳がんってどんな病気?

乳がんは、乳房にある乳腺に発生する悪性の腫瘍です。乳腺の細胞の遺伝子に異常をきたして勝手に増殖する細胞に変化したものです。これをがん化といいます。“がん”が乳管内に留まっているときは乳房内に留まっていますが、がん細胞が乳管を破壊して乳管外にでますと血管やリンパ管を通って全身へと拡がっていきます。乳がんの初期には症状がほとんどありません。症状として一番多いのはしこりです。しこりがみられた時は乳管を破壊しているときがほとんどです。その他に乳頭の血性分泌、乳頭の陥没、皮膚のえくぼなどがあります。

乳がんを知ろう!

日本人の乳がん

生活習慣の欧米化により、日本人の乳がん疾患率は年々増加し、今では、女性に発生するがんとしては最も多い病気となり、12人に1人の割合で一生涯のうちに罹患します。それとともに乳がん死も増加しており、厚生労働省では2011年には12,731名の尊い命が乳がんで奪われたと発表しています。この数は交通事故による死亡者数の2倍、女性にとっては4倍となっています。

日本の乳がんによる死亡者数

アメリカの乳がん

乳がんの罹患率は日本より高いものの、乳がんによる死亡は1990年代後半から減少に転じています。これは、70%以上という高い乳がん検診受診率が効果をあげたと考えられています。

アメリカにおける乳がん死亡者数

乳がんの原因・リスク因子

女性ホルモンであるエストロゲンが乳がんの発生・増殖に重要な働きをしているとされています。これまでに立証されたリスク要因の中には、体内のエストロゲンレベルに影響を与えるようなものがほとんどです。 女性ホルモンに関連する因子として、初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、出産歴がない、初産年齢が遅い、授乳歴がないことがリスク要因とされています。

閉経後の肥満は乳がん発症の高リスクであると考えられます。また閉経後の女性では運動による乳がんリスク減少の可能性が示されています。

一方閉経前乳がんについては肥満者でリスクが低くなる可能性、日本人において20歳時にBMI(kg/m²)が20未満の女性は、BMI(kg/m²)20以上の女性と比べ、乳がんのリスクが高いという結果が報告されています。 飲酒習慣は、乳がんのリスクが高くなる可能性が示されています。
その他の食事、栄養素などに関しては、野菜、果物、イソフラボン等が注目されているものの、十分な根拠があるとはいえません。

遺伝的な要因として、一親等の乳がんや卵巣癌の家族歴、家系内に複数の乳がん・卵巣がん患者の存在、家系内の男性の乳がん発症などもリスク因子として考慮されます。

早期発見・治療すれば「治るがん」

残念ながら乳がんの予防方法はありませんが、極めて早期なら約100%の方が治ります。決して恐い病気ではありません。早期発見のために、マンモグラフィなどによる定期的な検診や、日常の自己検診が大切なのです。

乳がんがみつかったら

現在、約12人に1人の日本人女性が乳がんにかかるといわれています。決して、少ない数とはいえません。検診で乳がんがみつかったら、大きな動揺を受けるかと思いますが、速やかに適切な治療をうけると、将来乳がんで失うものを減らすことができます。

まず、自分がどのような症状であるかを知り、どのような治療があるのかなど、医師や看護師と十分に相談しましょう。

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